避難訓練    校長通信

 一校時に避難訓練を実施しました。四階のランチルームの厨房から出火したという想定で、放送とともに教室からグランドへの避難を行いました。今回は、新校舎になって初めてということもあり、避難経路の確認を主なる目的として実施しました。
 私語をしないでの迅速な行動、階段は一列で、グランドに整列してすぐに人数確認を行う、などがチェック項目でした。避難開始の放送から最後のクラスが人数確認の報告に来るまで12分10秒かかりました。
 どうしても、訓練となると気が緩みますが、実際の火事に遭遇すれば煙が立ち込める中での行動になります。パニックになる中で、自分が右へ行くのか左へ行くのか、一瞬の判断が自身の命を守れるかの分かれ目になります。 
 今回は火事の想定ですが、大きな地震が近い将来に発生するという報道もあります。「東日本大震災」から7年になり、あの日の混乱も大分風化してきています。携帯電話はつながらず、交通網は全部ストップ、道路は大渋滞で車は動かず、東京から自宅まで歩いた人もいました。学校でも帰れない生徒たちが多目的ホールに200人くらい集まり、地震の警報音が鳴り響く中で不安な思いで一夜を過ごしました。
 いざという時にどのように行動するか、家族ともしっかり確認をしておきましよう。

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