久々に生徒を前に 校長通信

 今日の二校時、中学三年生の「特別な教科道徳」の授業で、生徒たちに向けての話を頼まれました。今年度は、コロナウイルスの影響で週ごとの朝礼も実施していなかったので、久しぶりに生徒たちを前にまとまった話をしました。
 本校では、昨年度から毎週一回の授業として「道徳」を位置づけるようになり、一週目は学年全体での確認、二週目はクラスごとに討論、三週目は再び学年全体でのまとめと、三週単位で一つの問題を取り上げて進めています。実は、今日が三年生にとって最後「道徳」の授業となり、小中を通じて学んできた「道徳」の最後として、話をしてもらいたいと学年から依頼されました。
 何を話そうかと考えて、平田オリザ「わかりあえないことから」と末永幸歩「13歳からのアート思考」をネタ本としながら話をまとめていきました。
 いつの時代にも「道徳」を学ぶことが必要とされるのは、「人間が不完全で、間違いを犯しながら生きていく」存在だからなんだと思います。そのためにも「常識を疑う(あきらめない)」「自分を疑う(反省する)」「他人に感謝」の三つが大切だと思うと話しを終わりました。

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中学生徒会選挙 校長通信

 来週の月曜日の6校時に、中学生徒会の生徒総会が予定されています。
 総会では、次年度の生徒会役員選挙の投票があります。コロナ禍の中で、例年のように体育館に集まって立候補者の意見を聴く機会は作れませんが、この日に投票を行います。
 今年度は、7人の定員に14人が立候補しています。各候補者の写真とメッセージが中学職員室前に掲示され、「学校を変えたい」「コロナの中で交流できる行事を」といったメッセージが掲げられていました。中には、朝の登校時に昇降口前に立って自分への投票を呼び掛ける候補者もいました。
 今年は、活動の中心となる文化祭はオンラインでの実施、百人一首大会は中止となり、朝礼もなく十分満足できる活動ができませんでした。来年度はいろいろな行事が予定通りに実施できる状況になっていることを願います。

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英語でラグビー 校長通信

 今日は春のようなのどかな日差しでした。
 放課後の部活動で、ラグビー部の練習に外国人の方がコーチに来てくれて英語での指導をしていただくということで、その練習を観に行きました。
 ことの発端は中学校の放課後自習のチューターに来てくれている神田外語大学と、何か連携をしていくことができないかとという話から始まりました。
 今日は、お二人の外国人の方がグランドに来てくれて、中学と高校の約40人の部員たちに指導をしてくれました。円陣を組んで話を聞く生徒たちの顔は真剣で、一緒に来ていた大学の先生からも「素直ですね」と言っていただきました。コーチたちは、英語で話しながら体で実演して見せてくれるのでわかりやすかったのでしょう。最後に「OK?」と聞かれると、皆「OK!」と答えていました。こういう英語の接し方もいいな、と思いました。

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創立記念日 校長通信

 明日、2月14日は学園の創立記念日です。
 「学校は4月に始まるのにどうして2月に創立記念日なの?」「最初の一年生は一ヶ月半だけ学校に通ったの?」と、2月の創立を不思議に思う人がいるのではないでしょうか。
 そこで調べてみると、「日本大学は附属中学校の設立を企画し、大正元(1912)年に申請、翌大正2年2月14日に文部省より設立認可が下りた。」と書いてあります。
 また、設立の理由として、「(当時の)風潮としても中等教育普及の必要性が次第に強く叫ばれるようになった。一方、日本大学も高等師範部が隆盛となりつつあり、学生たちに教育実習の場を与える必要もあった。」と書かれています。最初は「日本大学中学校」という校名だったのが、他の付属校(二中なと)もできたために、「日本大学第一中学校」と改称したそうです。
 最初は日本大学の直属の付属校でしたが、第二次世界大戦後に経営を大学から独立させて「日本第一学園」が設立されました。その後の学制改革で、旧制中学校が高等学校と中学校とに分かれて現在につながります。
 なんでも調べてみることは大切ですね。今年は創立記念日が日曜日でちょっと残念かな。

日本第一学園創立の初代理事長加納金助先生像
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梅が咲いた 校長通信

 正門を入ったロータリーの警備員室前にある梅の樹は、新校舎完成の時に頂いたものです。
 太宰府天満宮の「飛梅」から枝分かれした樹ということでした。
 藤原時平によって太宰府に左遷された菅原道真を、京都の邸にあった桜、梅、松の木が追っていき、梅だけが太宰府まで一夜で飛んで行ったという有名な「飛梅」伝説。「学問の神様」でもある菅原道真ゆかりの梅です。
 今日見ると白い花が咲いていました。桜のように「満開」という感じにはなりませんが、少しずつ春が近づいてきていることを感じさせてくれますね。

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