高校芸術鑑賞会

 高校芸術鑑賞会 5月2日(金)

古典芸能「落語」

校1年生対象の芸術鑑賞会が開催されました。生徒たちに日本の古典芸能「落語」に触れて親しんでもらうため、本校多目的ホールで学校寄席が行われました。寄席入門で落語の楽しみ方を紹介していただいた後、古典落語・上方落語・曲ゴマ、そして最後には柳谷喬太郎師匠の落語で締めとなりました。初めて落語を生で見る者が大半でしたが、始まるとすぐに生徒はみな大爆笑で、終了した後は大変感激していました。落語家の皆さんからも会場が一体となった素晴らしい寄席であったとお褒めの言葉をいただきました。

 演劇鑑賞「アニー」

 高校2,3年生の芸術鑑賞会は演劇「アニー」でした。前日の校内大会は朝の雨と雨はやみはしたものの、グランドコンディション不調のため、中止となってしまいましたが、この日はあと少しで夏日になろうかというほどの良い天気でした。

 会場である青山劇場は、渋谷駅と表参道駅との中間に位置し、正面は青山学院大学、横は国連大学、さらに併設のこどもの城には悠々とこいのぼりが泳いでいるというロケーションでした。正面の岡本太郎作:「こどもの樹」のオブジェが人目を引く存在であり、多くの人が記念写真を取られていました。

物語、『アニー』(Annie)は、ハロルド・グレイの新聞連載漫画『小さな孤児アニー(Little Orphan Annie)』を原作として製作されたブロードウェイミュージカルです。一見子供向けなのかと思えますが、なかなかどうして、見終えた後の感想を聞くと、「はまるかも知れない」「なんだかヤバイ感じです」「昨年見た『レ・ミレザブル』よりも面白かった」等の声を聞きました。1933年のニューヨークを舞台に不況の中で人々がたくましく生きる「愛と勇気」が迫力をもって伝わったのかもしれません。終演時には多くの拍手が寄せられていました。終了後何人かの生徒諸君が座席の間を回って先生方と共に忘れ物やごみの確認を行ってくれていました。ありがとう。

 終了後は興奮が冷めやらぬのか、入り口近辺で固まってワイワイやっていましたが、その後、帰宅の途についています。世界の注目する渋谷のスクランブル交差点や、渋谷駅にある岡本太郎氏の巨大壁画「明日の神話」を見て帰った人もいるかもしれません。いろいろな思い出を持って帰ってくれることを願っています。