租税教室   校長通信

 台風一過、早朝は前線の影響で強い風雨が残っていましたが(地震もあってびっくりしました)、暑い日差しが戻ってきました。
 中学三年生を対象にした租税教室が、一・二時間目に多目的ホールであり、税理士の三人の先生方に来校していただきました。生徒達は一学期末に税についての学習は終わっていますが、専門の立場の方からお話しいただくことで、「税をより身近に」考えてもらいたいと考えてお願いしています。また、税理士という職業について理解してもらいたいとも考えています。
 お話は、「税の意義・役割」「財政の現状と今後の課題」「税から考える社会の仕組み」の三つのテーマで進みました。
 最初の「税の意義・役割」について、「何のために」という問いに「豊かな生活」「健康」「文化的な生活」「安心」というキーワードがありました。私は、「税金が無かったら」と想像してみることが大切な視点だなと思いました。次の「現状と課題」では、「全国民が一日卵一個分のごみを減らすと年間1242億円の節税になる」という指摘が具体的で鮮烈でした。心がけたいことです。最後の「社会の仕組み」では、「主権者として税を考え、使い道に関心を持ち、責任を持とう」という言葉が大切だと思いました。キーワードは「思いやり」と「私たちが主人公」です
 お話をもとに、一人ひとりが考えることが大切です。

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