校内寄席(芸術鑑賞会)  校長通信

 連休を前に学年ごとに芸術鑑賞会が行われました。
 中学生はジャズバンドの演奏を千葉市民会館で鑑賞、高校二・三年は劇団四季の「アラジン」の観劇、高校一年生は学校の多目的ホールで古典落語や紙切りなどの寄席演芸を鑑賞しました。
 一番太鼓に迎えられてホールに入った生徒たちは、いつも見慣れた舞台が寄席に変わってびっくりしていました。最初に、落語の世界についてと、三味線と太鼓の「鳴り物」を実演をしてもらいながら説明を受けました。
 最初が金原亭馬治さんの「牛褒め」。馬治さんは本校卒業生で高三の時の担任が私。古典落語一筋に真打として活躍中です。今日の与太郎の話も笑いを取りながら進めていきました。続いて上方落語の桂文三さんの「時うどん」。上方らしい笑いがいっぱいの話でした。
 中入り後、林家正楽さんの楽しい紙切り。ハサミ一本での作品に生徒たちからどよめきが起こりました。生徒達から「龍」「蛙」「仮面ライダー」のお題をもらっての即興での作品も素晴らしかった。トリは柳家さん喬さんの「初天神」。マクラでは現代高校生の言葉や態度を使って笑いを取っていました。優しい口調で訥々と話す様子に品格を感じました。
 生徒たちが「日本の話芸」を面白いと感じてくれればいいなと思います。 

鳴り物の説明            馬治さんの「牛褒め」
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桂文三さんの「時うどん」      林家正楽さんの紙切り
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トリの柳家さん喬さん「初天神」の前段
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