久々に生徒を前に 校長通信

 今日の二校時、中学三年生の「特別な教科道徳」の授業で、生徒たちに向けての話を頼まれました。今年度は、コロナウイルスの影響で週ごとの朝礼も実施していなかったので、久しぶりに生徒たちを前にまとまった話をしました。
 本校では、昨年度から毎週一回の授業として「道徳」を位置づけるようになり、一週目は学年全体での確認、二週目はクラスごとに討論、三週目は再び学年全体でのまとめと、三週単位で一つの問題を取り上げて進めています。実は、今日が三年生にとって最後「道徳」の授業となり、小中を通じて学んできた「道徳」の最後として、話をしてもらいたいと学年から依頼されました。
 何を話そうかと考えて、平田オリザ「わかりあえないことから」と末永幸歩「13歳からのアート思考」をネタ本としながら話をまとめていきました。
 いつの時代にも「道徳」を学ぶことが必要とされるのは、「人間が不完全で、間違いを犯しながら生きていく」存在だからなんだと思います。そのためにも「常識を疑う(あきらめない)」「自分を疑う(反省する)」「他人に感謝」の三つが大切だと思うと話しを終わりました。

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