映像化作品コーナー更新!

 皆さん、図書館内に「映像化作品コーナー」があるのを知っていますか? 今日は、12月下旬~3月上旬に公開される映画の原作を展示しました。その一部を紹介すると・・・・・・
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◆12/25(金)公開の映画「えんとつ町のプペル」の原作は、絵本の『えんとつ町のプペル』[726ニ](にしのあきひろ著、幻冬舎、2016)です。にしのあきひろ氏をプロデューサーとして、イラスト・着色・デザインなど総勢33名のクリエイターによる分業体制をとり4年をかけて制作された絵本で、出版当時大変話題となり絵本業界としては異例のヒットとなりました。
 お話の舞台は、黒い煙で空を覆われた「えんとつ町」。住人は青い空も輝く星も見たことが無く、その存在を亡父から教えられ信じている少年を嘲笑します。ハロウィンの夜、少年は、みんなから嫌われている不思議なゴミ人間と出会い・・・・・・。
 わかりやすいストーリーなので、ページ下部に載っている英文で読んでみるのもいいかもしれませんね。凝った美しいイラストも見どころです。アート好きさんにもおすすめですよ~。

◆もう一つ紹介するのは、NHK総合テレビで放送予定の「アーヤと魔女」です。12/30(水)19:30~20:52 スタジオジブリ初の全編3DCG制作となる長編アニメーションです。ヴォイスキャストも豪華で、主人公アーヤ役はオーディションで選出されたそうです。今年6月にカンヌ国際映画祭が発表した「オフィシャルセレクション2020」56作品の1作として(アニメーション映画は4作が選ばれ、そのうちの1作)選ばれており、世界からも注目を集める作品とのこと。原作は、『アーヤと魔女』[933ジ](ダイアナ・ウィン・ジョーンズ著、田中 薫子/訳、佐竹 美保/絵、徳間書店、2012)です。
 身寄りのない子どもの家で育ったアーヤは、ある日、魔女の家に引き取られることになりました。魔法を教えてもらえると、はじめは喜んでいたアーヤでしたが・・・・・・。
 負けん気の強いアーヤが現状打破していく痛快なストーリーで、とてもテンポ良く、楽しめます。イラストも豊富でカラーページも多く何度も見返したくなります。英国の「ファンタジーの女王」と呼ばれるダイアナ・ウィン・ジョーンズの遺作をぜひ読んでみてください。

◆他にも、5作品追加展示しています。タイトルだけ紹介すると、『世界ネコ歩き』『名も無き世界のエンドロール』『ファーストラブ』『夏への扉』『太陽は動かない』です。

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 「映画・ドラマは見るけど、原作は読まない派」のあなたも、「原作を読んでから、どう映像化されたか見てみたい派」のあなたも、「原作のイメージを守りたいから、映像化されても見ない派」のあなたも、「見終わってから、あらためて原作を読んでみたい派」のあなたも・・・・・・いろいろな考えの人がいることと思いますが、このコーナーがひとつのきっかけとなって読書につながればいいなぁ~と思っています。

 まだ冬休み貸出を受けていないあなた! 終業式の日、13:30まで開館していますので、借りに来てくださいね!