SNS講習会実施 校長通信

 毎年、中学一年、高校一年を対象に、4月に実施しているSNSの安全な使い方についてのお話を、今年も、全国ICTカウンセラー協会理事長の安川雅史先生にお願いしました。例年は中学と高校に分かれてのお話ですが、今年は密を防ぐために座席を一つ置きに座ってもらうため、三回に分かれてのお話をお願いしました。一回90分、生徒たちがSNSの誤った利用で不幸なことにならないようにと力の入ったお話でした。
 提示される具体的な事例はどれもショッキングなものです。バイト先のふざけた動画、大学生のゲーム感覚の動画、名古屋の女子高生のユーチューバー気取りの動画、高知の高校生のコンビニでのふざけ半分の動画など、そこから起こることが取り返しのつかない事態になっているという結末から重大さがわかります。中には「死」という取り返しのつかない結末や、家族までを巻き込んだ「ネット死刑」などの実態を話していただきました。
 そのうえで大切なことは、「顔を合わせてご飯を食べる」「自分がやられて嫌なことはやらない」という当たり前のことだと強調されました。
 そして、ネット被害者の95.2%がフィルタリングをしていなかったということからも、「フィルタリングは自分の命を守るため」の物であるとして必ず自己防衛をするようにとのお話でした。
 入学を機にスマホを手にした生徒も多いと思います。SNSは便利なものです。正しい使い方をして利用しましょう。ルールが守れない人や機械に使われてしまうような人は、命にもかかわりますから使うべきではありません。

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