中学福祉教育② 校長通信

 3・4校時には、中学三年生を対象に、パラクライマーの小林幸一郎さんのお話を聞きました。
 小林さんは、東京の日大一中・高のご出身で、28歳の時に「網膜色素変性症」で進行性の視覚障害となり、今は夜と朝の区別がつくくらいだそうです。スポーツに無縁の生活でしたが、高校二年の時にフリークライミングと出会い、大学時代は海外に出かけて山に登り続けたそうです。
 講演のタイトルは「見えない壁だって超えられる」というもので、これは現在活動しているMONKEY MAGICのメッセージでもあるそうです。
 「見えない壁」は「もう駄目だ」というあきらめであり、超えようと思うのか、諦めてしまうのかで違ってくるはずです。諦めないで向かい合うことが大切だ、ということを、ご自身の体験を語りながら話してくださいました。
 小林さんのプチチャレンジ。それは二回あり、一回目は、16歳でクライミングを知った時に「やってみたい」ということを電話したこと。二回目は、アメリカで全盲の登山家であるエリック・ヴァイエンマイヤーに会いたいとメールを送ったことを挙げていました。まさに、プチチャレンジの先に世界が開けていくということです。
 157㌢と小柄な体で、20台30台の若者の中で51歳の小林さんは、世界大会4連覇中で、来年の世界大会を目指しているそうです。
 今日のお話しから、諦めない気持ちや勇気、感動をいただきました。ありがとうございました。

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基礎学力到達度テスト 校長通信

 日本大学への付属校からの推薦入学に向けて大切な「基礎学力到達度テスト」が行われました。全国に26校ある日本大学の付属高校の生徒たちが同じ日程で受験します。今日は高校一年、二年生、明日は三年生の試験が行われます。
 以前は、高校三年生の秋に行う「統一テスト」一本で付属推薦は決まっていましたが、現在は、4月に行う各学年の試験(国語、英語、数学の三教科)と三年の9月に行う試験(国語、英語、数学と社会/理科の四教科)の成績で決まっていきます(一年生の成績は参考資料となり入試には使われていません)
 公正に試験が行われるために立会人が派遣されます。今回、大学からは三軒茶屋キャンパス教学サポート課課長補佐の梅野先生、札幌日本大学高校未来教育創造部長の浦先生に来ていただきました。試験を受ける生徒たちも緊張していますが、ミスのないようにマニュアルに沿って試験を実施していく教職員も緊張します。
 試験はマークシート方式ですが、今年度の高校一年から記述式で解答する問題も出題されています。
 一日目の試験は無事に終了しました。

解答用紙の確認作業です。
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