丹沢で春合宿を実施しました

~西丹沢春合宿

こんにちは。地球科学部です!

去る32324日に神奈川県の西丹沢へ春合宿に行ってきました。

 初日は道の駅山北をスタートし、河内川沿いを上流へ3時間ほど歩いて観察をしました。れき岩を中心とする堆積岩の露頭が見られ、貝の化石や大昔の山火事の跡を観察することができました。また、斜交層理を使って地層の上下判定を行う方法を学びました。最後に神縄-国府津断層帯を観察し、フィリピン海プレートと北アメリカプレートの境界を跨ぐという貴重な経験をしました。宿では全員でカレーをつくり、おいしく食べました。

 2日目は宿泊した丹沢湖キャンプサイトから玄倉川を上流に向かいました。初日のプレート境界から北側は火山岩から成っており、川沿いに熱水変質岩やハイアロクラスタイトなどの、かつてこの地が海底火山であったことを示す露頭を見ることができました。1時間ほど川沿いに歩いていくと、岩石が白くなってきました。これは深成岩の一種である石英閃緑岩で、マグマが地下深くでゆっくりと冷え固められてできました。最後に河原で簡単なバーベキューをして合宿を終えました。

今まで地球科学部では地質巡検を行ったことがなく初めての経験でしたが、皆の絆も深まり、よい合宿になったと思います。

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