感謝の気持ち

新チームのスタートの日、そして合宿の初日にも「バスケットができるのはいろいろな人たちの理解や協力があるから。感謝の気持ちを忘れずに練習しよう」という話をしました。

今回の合宿で体育館への送迎バスの運転手などをつとめてくださっている方は、福島県南相馬市で東日本大震災に遭って多くのものを失い、原発事故のこともあって戻れずにこのホテルでお手伝いをされているそうです。

昨日の夕食時に、短い時間でしたが地震や津波のこと、放射線量が高くてまだ遺体の処理ができない福島の現状などを話していただきました。

「皆さんの元気な姿を見て、福島のこどものことを考えると涙が出てくる。思い切りスポーツができるのは本当に幸せなことなんですよ」というお話に、生徒たちも神妙に聞き入っていました。